「イバラード博物誌」

            
発行:架空社 サイズ:20x23.5cm  カラー作品104点掲載 
   1994年1月 初刷 /1997年4月 7刷


イバラードの街の詳細までわかる画集であり解説本です。
イバラードに行く方は、その前に読んでおくと、戸惑うことはありません。
あたかも、そこの住人のように行動できるでしょう。
以下、内容を抜粋致します。



はじめに  作品「イバラード遠望」
      これは私が旅したイバラードの景色です。
      市場には奇妙な品々があふれ、木や草が街をおおっていました。
      街角に立つと、いつも驚きと懐かしさがいりまじり、
      曲がり角のひとつひとつが探索を誘います。

乗りもの
   *市電*
      イバラードのどこでもよく見かけるのりもの
      そしてイバラードの散策にも一番手軽な乗りものが、
      市電・・・路面電車です。

      作品「市電の路地」
      かつては遠くへ旅した路地裏の廃車。
      星祭の夕方、もういちど動かしてくれる人がやってくるのを待っています。
              

   *ジーマ*
      なめらかな路面を風のように走る、イバラードの高速鉄道です。
    
      作品「始発駅」
      始発駅では「ジーマ」が発車の時刻を待っていました。
      ホームの女性が手にしているのは星タバコ。
      ケムリが星雲を形づくります。
      車両はみがきこまれた鉱物で、
      一台一台形が少しづつちがいます。


   *複葉機*
      4枚の動く羽を持った軽飛行機です。

      作品「巡回飛行士」
      鉄道のはずれの村で、巡回飛行士に出会いました。
      曲芸飛行をしたり、人を乗せたりして、地方を巡っているとのこと。
      機体は古いがよく手入れされ、新しい機構も馴染んでいます。

   *飛行石*
      作品「低空飛行」
      峡谷のそこを飛びすぎて行くのは、浮き上がる鉱石を磨いて作った航空機です。
      うしろの空に小さく見えるのは、乗り物とも住居とも、浮かぶ島とも言われるラピュタで、
      同じ飛行石の力で浮かび、移動しているということです。
      イバラードの乗り物としては、
      この他に飛行船、滑走板などが知られています。


空に浮かぶもの
   *月*
      イバラードの空には航空機以外にもいろんなものが見られます。
      なかでも月は、四季を通じて美しく大きく空に輝きます。

      作品「月の出」
      月が近くに見える日は、地上の景色もいっそう色あざやかです。

      作品「新月」
      見えはじめた二つの新月が、ゆっくり地平からのぼります。

      作品「テスト・フライト」
      月は地上の重力にも影響を及ぼします。
      新しいモデルプレーンの試験飛行には、
      そういう日もかえって好都合です。


   *小惑星*
      丸いもの、結晶形のもの、中空のもの、いろんな形で空に浮かんでいます。

      作品「スケルツオ」
      星があまり密集してくると、その場所はいろんな意味で不安定になり、
      あまり長くは停まらない方がよいようです。


   *ラピュタ*
      ラピュタは18世紀、J・スウィフトのガリバー旅行記により、その存在が知られました。
      
      作品「ラピュタ売り」
      晴れた日、大きなラピュタを平原の上に見かけました。
      ラピュタが長期間滞留している野原では、ラピュタの模型や「ラピュタの卵」と呼ばれる
      特別な鉱石を売る露店が出ます。ラピュタ自体が売りに出ることも、まれにあります。

      作品「ラピュタの羽化」
      ラピュタがまるで脱皮するように、その姿を変えるときがあります。
      そんなときラピュタは、輝く雲や星雲、うごめく小惑星群のようなものに包まれます。
      この現象を「ラピュタの羽化」、このあとに残る色のついた雲のようなものを、
      「ラピュタのぬけがら」と呼んでいます。

      作品「野原の花火屋」
            ラピュタや小惑星の多い野原では、いろあざやかな花火が作られます。
      干した花火草を加工して、野原の露店で売っています。
      ラピュタは近年に造られたもの、古代から使われつづけているもの、
      有史以前から、ただ浮かんでいるものなどありますが、
      地上に降りてしまっているものや、
      ごく低くしか浮かんでいなくて人に気づかれていないものも、
      相当数あると言われています。       
    
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